「鹿角の萌えみのり」の生育状況をお伝えしていきたいと思います。雨にも負けず、風にも負けず、健やかに育つように、見守っていてください。
9月26日の様子
ようやく長すぎた猛暑も去り、秋の気温のなかで熟しつつある鹿角の萌えみのり。
バッタが稲の葉にむしゃぶりついていました。害虫ながらどこか憎みきれない姿。
秋の抜けるような青空に映える稲穂。葉の青さが抜けると、いよいよ収穫です。
透けたように見えている粒は、水晶のようになっていて、ほぼお米が出来上がった証。
9月10日の様子
しなる稲穂と直立する葉身。まだ青さが残る稲、田んぼの中の密度は増すばかりです。
青空に映える稲穂。このコントラスト、この曲線、日本の美。
穂にたわわについた籾が見事に色づいてきました。まだまだ熟し続けますが、もう美味しそう。
だんだん赤とんぼの姿が多くなってきたようです。例年になく暑かった夏も、終わろうとしているのかも。
8月30日の様子
みのるほど頭を垂れる稲穂かな。萌えみのりの稲穂の状態はまさにこの言葉の通りになってきました。
アップで見てみると、素晴らしいしなり具合。当地の米代川でやっているアユ釣りの釣竿の如く。
穂一本あたりの粒数は充分、あとは順調に充実して、ゆっくり熟してくれれば。夜温がもっと下がればよいのですが。
たしか紺色っぽかったはずのカカシの着物、暑過ぎてだいぶ色あせた感じが。もう少しだ、頑張れ!
8月23日の様子
早や、頭を垂れ始めた萌えみのり。次第に籾の中に養分が蓄えられて、穂が重くなっていきます。
田んぼの端っこの方はこの通り。端は日当たりが良いので早く熟します。とはいえ、ちょっと早過ぎ?
昆虫の目線で。丸々と肥えてきた籾の一粒一粒が分かります。透けて見える籾は不稔籾。
萌えみのりの稲穂を前に誇らしげな面持ちのカカシ。腕にトンボがとまってますが。
8月17日の様子
出揃った萌えみのりの穂。近頃は土砂降りとカンカン照りの繰り返しで、カカシも疲れ気味の後姿。
萌えみのり、あらためて芒(ノギ)が長いなと感じます。あきたこまちなどはこの芒がほとんどありません。
長い芒と籾の色のせいでしょうか、萌えみのりの田んぼは銀色に輝いて見えます。他の品種と明らかに何か違う。
稲の間で翅を休めるトンボ。今年は気温のせいか、トンボのみならず虫の数がとても多いようです。
8月9日の様子
ついに萌えみのりが出穂のときを迎えました。あほ毛みたいに見えるのは、芒(のぎ)。野生だった頃の稲の名残です。
ピンボケですが、稲の花。白くて外に飛び出しているのが雄しべで、真ん中の黄色い点が雌しべ。
こちらは稲の葉にぶら下がっていた、昆虫の繭。名前はホウネンタワラバチ。なんと目出度い名前。しかも益虫です。
穂が出た今、いよいよカカシの本領発揮のシーズン突入。穂をつつく鳥を追い払って下さい。・・・その笑顔でできるかな。
8月3日の様子
丈長い草原となった萌えみのりの田んぼ。分け入ってみるとクモやらトンボやらカエルやらバッタやらがガサガサ音を立てます。
茎が丸みをおびて膨らんでいるのが分かりますか?中には大きくなった穂が入っています。ちょうど今が穂孕み期。
今年の鹿角の萌えみのりは特別栽培農産物。微生物農法を取り入れた旨の説明板。
萌えみのりの田んぼを見守る?カカシは、3kg袋の絵柄を模して立てました。横目がちなシャイなカカシ。
7月27日の様子
がっしりとたくましく成長した萌えみのりの根元。茎が少しずつ、前よりも膨らんできています。
茎の中を次第に上へ上へと上ってきている稲穂の赤ちゃん。もうこんなに大きくなっていますが、まだとても柔らかいのです。
Wみのりんコラボ看板、ひそかに設置。裏面には、特別栽培農産物である旨の真面目な記載が。
若干頭でっかちな、鹿角の萌えみのりの田んぼを見守るカカシの後姿。表情は常に笑ってます。
7月19日の様子
風になびく稲の葉。県内全域、今年は稲が伸び過ぎの模様で、秋に風で倒れないか心配。
稲の茎を丁寧に剥いてみると、中には稲穂の赤ちゃんが出来ていました。まだ産毛の塊のような稲穂です。
夏秋の田んぼにつきもののトンボもだんだん増えてきました。鹿角はだんぶり(トンボ)の里!
怖い怖いいもち病の病斑発見!これ以上感染が広がりませんように・・・
7月11日の様子
生育調査してみたら、今年は草丈が例年より10cm近く長くなっていました。春先の曇天のせいかも。
萌えみのりの葉身。近寄ってみると、規則正しく細かな線が並んでいます。自然の作り出す機能美。
田んぼの番人。稲に寄る虫を捕えるため、葉先に上手に糸を張って待ち構えています。
トンボもだんだん増えてきました。鹿角は知る人ぞ知る、だんぶり(トンボの方言)長者の伝説の地。
7月4日の様子
今年はどうも葉の長さ、茎の長さが例年より長めになっているよう。もう株間が見えなくなってしまっています。
田植えのときは4本くらいだった茎が、20本以上になっています。ちなみに2本で植えても、 10本で植えても、最終的には同じくらいの茎の数に。
いい葉の色合い、いい姿です。冷夏の予報も覆されて一安心。これから10日程、水を抜いて中干しという作業をします。
田んぼの稲をなでる風が見えますか?鹿角のやさしい風が、稲を健康に美味しく育てます。
6月26日の様子
だんだん稲と稲の間が狭くなってきました。葉の色も上々、すくすく育っています。
見事に茎が扇形に開帳しています。ちょうど今、稲は茎がどんどん増える時期。
見違えるように緑の絨毯になった田んぼ。水も豊富に来ているので心配なし!
一部、イネドロオイムシに食べられて白くなってしまった葉が。この虫、よく見れば可愛いがなかなかのお邪魔虫。
6月14日の様子
田植え後すぐのときから比べると見違えるように青々となった稲。
低温と風にやられていた葉先も回復し、元気に葉を広げています。分げつも始まっていそう。
生育初めの頃は浅水で管理、生長するに従って深水管理に。これからは雑草との競争が始まります。
青々となった水田の向こうの山際には、梅雨の訪れを予感させる雲が。
6月6日の様子
田植え後、根付いてまだ間もない稲。しかし根付いているので真っ直ぐ立っています。
田植えの後、しばらく寒い日が続いたので、ちょっと葉先が元気ない様子。
本日は晴天、この天気が何日か続いてくれれば、稲もだいぶ元気を取り戻すでしょう。
固めた畦から、雑草が出て花を咲かせていました。雑草は強い!
2010年5月24日の様子
今までハウスで大事に育ててきた苗を背中いっぱいに背負って、一気に植えていきます。
こちらは昔のやり方で。まずは格子状のカタを転がしていきます。
田面についたカタを目印に、苗を4~5本ずつ、丁寧に植えていきます。
田植え直後の田んぼ。風雨に負けず元気に育ちますように。